解説♡チャクラ

~チャクラヨガをおこなうにあたっての補足~

 

◇チャクラとは◇

 

身体は複数のエネルギーから成り立っていると考えられています。

このエネルギーは光り輝く球体で、絶えず動き、複雑に変化します。

 

ヨガでは、人間にはスシュムナーと呼ばれる尾骶骨と脳の中心を結ぶ軌道(経絡)がある年、エネルギーはこの軌道を上下に流れていると考えます。

そしてスシュムナー上にあるエネルギーセンターがチャクラ。

チャクラの数は、基本的には全部で七つあるとされています。

 

1番目:会陰  ムーラダーラ チャクラ

生命力と自然治癒力に深く関係

人間の「根」となる部分なのでしっかりと活性化させたい!

 

2番目:膀胱  スヴァディシュターナ チャクラ

膀胱に存在し、勢力と精神力を制御。

魅力的な人間になるために重要なチャクラ。

 

3番目:腹部  マニプーラ チャクラ

おへその奥にあり、精力、体力、精神力をつかさどる。

活性化すると健康が維持でき、仕事の能率、効率がグンと上がる。

 

4番目:胸部  アナハタ チャクラ

愛と免疫力のチャクラ。心臓辺りに位置する。

真の愛を経験できるかどうかをこのチャクラが握っている。

 

5番目:喉   ヴィシュッダ チャクラ

喉にあり、コミュニケーション能力を左右します。

誰かを強く説得したいとき、いい人間関係を構築したい場合にこのチャクラを意識するといい。

 

6番目:眉間  アジニャー チャクラ

眉間の奥に存在する。

直感や知恵、第六感にあたる。

 

7番目:頭の中 サハスラーラ チャクラ  

脳の中心にあり、潜在能力の覚醒や能力の向上に深くかかわっている。

 

8番目:全体を大きく包み込む

 

 

各チャクラはエネルギーの流れをコントロールしており、七つのチャクラはそれぞれ体の中の器官、臓器、内分泌系に対応しています。

 

チャクラが開くとは、チャクラに集まるエネルギーの、対応する各所への働きかけが活性化する事。それによって、それぞれのチャクラがつかさどるカラダの器官、臓器、内分泌系の働きが良くなります。

すると、肉体的にも健康になり、肉体が健康になることで精神的にも好影響をもたらすというわけです。

さらに活性化されていくと、直感がよく働いたり、奇跡的な体験をするようになることもあります。

逆に閉じているときは、エネルギーの流れが滞ってしまい、精神、情緒、生理面にも不調が現れてしまいます。

 

チャクラを開花させるのに最も有効な方法がヨガ。

呼吸とポーズによって心身のバランスを整えることで、チャクラの制御力は増し、エネルギー自体もスムーズになって全身へと均等に回るようになります。

そうなれば、チャクラは開き、個々の潜在脳力が開花され、肉体と精神に大きな進化をもたらすことになります。

 

チャクラとは…⁉

 

チャクラとは人間のカラダにある7つのエネルギーセンター。

「力の中枢」としての役割を果たすべく神経叢や内分泌ホルモンと関係しています。

チャクラの働きが活発になれば、神経やホルモンの分泌が活性化します。

心身の状態と相互作用を持つ、これらを制御することができれば、やる気に満ちた、心身共に健康な人生が送れます。

チャクラは人生をより充実したものにするために活用すべきものなのです。

 

チャクラが究極に活性化された状態はどんな状態?

 

それはyogaが完成した状態。yogaの完成はサマディ(三昧)。

それには7番目のチャクラであるサハスラーラチャクラの働きがカギを握ります。

チャクラをバランスよくコントロールすることで健康と心の平和、 そして夢と理想を実現する力を得ることができるのです。

 

yoga をしていなくてもチャクラが活性化している人はいる?それはなぜ?

 

武道の達人などに何人もいます。心身を最高度に研ぎ澄まさなければ、名人や達人にはなれません。その厳しい修行の過程で、チャクラが開発されていくのでしょう。

 

チャクラが活性化(開く)って⁉

 

クンダリーニと呼ばれる人間の根源的な力(エネルギー)がナーディ(気道)と呼ばれるエネルギー経絡に沿って全身にくまなく流れていきます。

各チャクラに適度にバランスよくエネルギーが与えられて状態になると、チャクラの働きが活性化します。

yoga の技術があれば、チャクラを奏した状態にすることができ、その働きを制御できるようになります。

それが開くということ。

 

yoga は熱と振動と光の3種類のエネルギーを駆使することで、各チャクラの持つ働きを最大偏に発揮させ、また鎮めることが可能です。

 

具体的には、そのポーズが目的とするチャクラへの呼吸の振動を注ぎ込み、さらに内観(観察と集中)する必要があります。それによってその部位に血液が集中し、さらに自分の潜在能力を引き出すことも可能になります。

 

どんな形をしているの?

 

チャクラの形や数は、yogaの流派によって表現の仕方が様々です。

しかし、実際にチャクラの輝きが見えるようになってくると、チャクラが質感を伴った光の球体で あることがわかります。

 

なぜチャクラに意識を向ける必要があるの?

 

ポーズにはチャクラと対応関係があります。ですので、単にポーズを作ればよいという意見もありますが、チャクラのことも考慮に入れ、活性化させるには、そのアーサナが目的とするチャクラに対して呼吸の振動を注ぎ込み、さらに内観(観察と集中)をする必要があります。

それによって、その部位に血液が集中し、チャクラに様々な反応が起きるのです。

もしチャクラを体感できないならば、yoga のやり方が間違っているか、それとも何かが足りないのか?と考えてみましょう。

何か手掛かりが見つかるかもしれません。

 

身体のどの部分にあるの?

 

各チャクラは、身体の中心軸に位置します。

会陰、膀胱、太陽神経叢、胸部、首(喉)、脳下垂体、松果体の各部に位置しています。

そして8番目のチャクラというのも存在し、これはそのすべてを包んでいます。

 

チャクラの活性化できれいになれる!?

 

各チャクラは内分泌腺と対応関係があるので、 分泌の状態を整えていくことで、ホルモンの働きがとてもいい状態になります。女性は女性らしく、肌艶も良くなります。男性は男性らしい体型となります。

 

チャクラは誰にでもある?

 

誰にでも、そして動物にもあります。

通常、各チャクラは私たち自身の生理的、心理的活動を支えています。チャクラと連動する各神経叢は、全身の器官と密接につながっています。

 

病気が治る?

 

正しい方法でyoga をおこなうならば、神経とホルモンの状態が整うので、特にストレスから引き起こされる病気には、改善効果が期待できます。

また、骨格の歪みも徐々に矯正されていきます。

 

活性化すると身体に変化が起こる? 

 

性力、精力、生力の三つのパワーがとても強くなります。

風邪などを引くこともなく、常に健康でいられるようになります。

睡眠時間も短くて済むようになり、長時間の集中にも脳が耐えられるようになります。

また、朝の目覚めが爽快になり、とてもポジティブな気分になることでしょう。

食事も美味しく感じるようになり、お腹もすっきり。目に見えたデトックス効果も期待できます。

頭の回転も速くなり、直感も冴えます。


第1チャクラ 【ムーラダーラ チャクラ】会陰部 赤色

 

強さと自信を手に入れられる!

 

 

ムーラは「根・土台」、アーダーラは「支え、支柱」の意。

名前の通り、「カラダの土台を支える」

ムーラダーラ・チャクラは、7つのチャクラの中で最も下にあります。

 

心身の根源的なパワーであるムーラダーラ・チャクラがバランスを崩すと、体調を崩しやすくなり、恐怖や不安感などのネガティブな感情に陥りやすくなります。

逆に活性化すると自分自身が大地に根差したような安心感と自信を得ることができ、ポジティブな選択ができるようになり、またエネルギッシュな活力が得られるようになります。

このチャクラは生きる力、心身の根源的なパワーに関係し、性的エネルギーをつかさどります。

言わば「根」のようなもの。

yoga のスタートは、このチャクラの活性化に始まると言えるほど重要な役割を担っています。

ムーラダーラチャクラは会陰部に位置し、下腹部神経叢に連携しています。

会陰部は脊髄の下層、そして自律神経系の最も下にあるものであり、このチャクラへの適切な刺激を与えると、体温が上昇し、全身がエネルギッシュになります。

クンダリニーヨーガによれば、脳は精髄と延髄を経由して、このチャクラから強い刺激を受け取っています。

このチャクラを活性化させて性的エネルギーを強化し、それを昇華できれば、脳を活気づけて自分の潜在能力を引き出すことができます。

 


第2チャクラ 【スヴァディシュターナ チャクラ】膀胱・性器部 橙色

 

想像力が増し、協調のとれた性生活が手に入る

 

スヴァは「自身の、私の」アディシュターナは「状態、立場」。自分の真の状態を表すと言われているチャクラ。

ムーラダーラ・チャクラの上、性器のあたりに位置するチャクラ。

勢力と精神的創造性を制御しているスヴァディシュターナ・チャクラ。

このチャクラがバランスを崩すと、性に対する狂執、不健康な幻想への沈溺に陥ります。

逆に、バランスが取れれば、創造的となり、充実した豊かな性生活が送れるようになります。

 

心やホルモンのバランスを整えてくれ、肌や健康にもいい影響を及ぼしてくれます。

このチャクラは、勢力と精神的創造性を制御している「性生活」の安定を担う場所。「性生活」の充実は、心のバランスを保つうえでとても重要です。また、下腹神経叢上部に連携し、男性の膀胱、直腸、前立腺、精嚢、さらに女性のぼうこう、直腸、子宮、膣と深く関係しています。

このチャクラの活性化に伴う熱エネルギーをムーラバンダによってマニプーラ・チャクラに引き上げます。

そうすれば、健康でセクシャルな自分を手に入れることができます。


第3チャクラ 【マニプーラ・チャクラ】腹部 黄色

 

物事を貫徹して行え、健康維持力が増進する

 

マニは「宝石」、プーラは「都市、町」。つまり、「宝石の町」という意味のチャクラ。

火のエネルギーとも言われ、熱に関する重要なポイント。宝石のように輝き、活力とエネルギーを発散します。

へその辺りにある太陽神経叢に対応していると言われています。

心身の健康と物事を貫徹しておこなう信念の強さが湧き上がるマニプーラ・チャクラ。このチャクラがバランスを崩すと、エゴが強くなって権力欲が強くなります。また病気を引き起こしやすくなるので注意。逆に活性化されると内臓全体が元気になり、食事が美味しく感じられるようになり、健康な体を手に入れられます。

判断力が増すので、仕事などの能率、効率がグンと良くなります。

 

このチャクラは、体力と消化力を制御し、アイデンティティの確立と判断力を高める役割を担っています。腹部にあり、各臓器とともに、大量神経叢とも密接につながっていて、消化・吸収作用などの機能を調整しています。

つまり、このチャクラは生命活動そのものを支えている重要な場所。横隔膜に近いため、火の呼吸をおこなうと必然と鍛えられるのがこのチャクラ。

そして、たくさんの神経が集中している太陽神経叢と密接な関係にあるため、活性化すると身体全体に大きな影響を及ぼすチャクラと言えます。

横隔膜は脊椎で腸腰筋やほかのインナーマッスルにも連結しているので、この部分をしっかり鍛えておくと、スポーツや武道にとても役立つことになります。

 

太陽神経叢は、食べ物の消化と吸収に関係するエネルギーセンター。消化器官の機能、例えば脾臓、胆嚢、胃などの様々な器官は、食べ物の消化に必要な酵素・酸の生産と分泌をします。マニプーラ・チャクラはこれらの働きをコントロールするチャクラ。

腎臓の上にある副腎は、マニプーラ・チャクラの肉体レベルの現れ。副腎は、何か緊急事態が起こると血液中にアドレナリンを分泌、すべての生理学上の反応をスピードアップします。心を敏感にし、警戒強くさせ、心拍や呼吸は速くなります。

一般に、身体は通常時よりも緊急事態レベルの状態に適応します。

だるさや倦怠や鬱状態、糖尿病、消化不良などの消化器官の機能不全に悩まされる人は、このマニプーラ・チャクラに集中し、そこに熱を感じ、この部分からエネルギーが発散されているのを感じ取るよう試みてみましょう。

 

マニプーラ・チャクラは、霊的・肉体的身体の活動のチャクラ。

ここでプラーナ(呼吸・息吹・気息)とアパーナ(へそから下にかけて働いているエネルギー)が合流し、命を支えるのに必要な熱を生み出します。

 


第4チャクラ【アナハタ・チャクラ】胸部 緑色

 

本当の愛に目覚め、愛を向上させる

 

胸、あるいは心臓のあたりに位置します。

アナハタ・チャクラが活性化すると、真の愛を経験できると言われています。それは慈愛、思いやり、愛情をつかさどっているチャクラだから。

このチャクラがバランスを崩すと、短絡的、情緒的な行動に終始してしまいます。このチャクラは自分の胸の内側に半球、外側に半球というような構造になっており、外側の半球を愛する人と融合することで魂が結びつきます。

調和とバランスをつかさどるチャクラ。

下部1~3番の生命活動の基本的な働きをつかさどるチャクラと、上部のメンタル、スピリチュアルな領域の四つのチャクラをバランスよく結合する役割を果たしています。

胸腔内の心臓神経叢付近に位置し、胸腔内の臓器と密接につながっています。

肉体的には心臓や肺などの循環期間や呼吸器官に関係しています。

 

貧血、高血圧、動悸、結核、喘息、気管支炎に悩む人は、アーサナやほかの yoga の実習をするときに、このアナハタ・チャクラに集中すると良いと言われています。

また、このチャクラのバランスが整うと、なんとも言えない穏やかで暖かな気分になってきます。このチャクラに思念することによって、過去、現在、未来に関する無限の智を得、浮遊力や千里眼、体を小さくする脳力などのシッディを得ることができます。

 

ここにヴィシュヌ・グランティという結節があり、他人との間の束縛や情緒的な関係、霊的な経験や情緒的な状態への執着を創り出しています。


第5チャクラ【ヴィシュダ・チャクラ】咽頭部 青色

 

コミュニケーション能力を高める

 

ヴィシュダは「清浄にされた」という意味。清浄なチャクラ。喉に位置するチャクラ。ここからアムリタ(聖水)が流れていると言われています。

コミュニケーション能力をつかさどるヴィシュダ・チャクラ。このチャクラが乱れると、言葉に説得力が亡くなり、引っ込み思案に。逆にバランスがとれていれば印象力のある力強い意見を発することができます。また、表情や行為などを含めた会話力がアップすることで、周囲からの信頼も厚くなり、バランスの取れた充実した生活を送ることができます。

 

このチャクラは、コミュニケーション能力や表現力をつかさどっています。咽頭と喉頭を含むノドに位置し、目、耳、鼻、咽頭、喉頭、気管、さらには口、唾液腺、甲状腺と副甲状腺の働きに影響しています。

このチャクラもまた、半分が身体の外側にあり、他人との共有によってより活性化されます。

コミュニケーションは、他者との価値観と感情の共有から生まれるため、外側に出ていると考えられています。


第6チャクラ【アージニャー・チャクラ】眉間 藍色

 

第三の目を開かせ、直観力を高める

 

アージニャーは、言語的には「命令、指揮、監視」という意味で、グル・チャクラとも呼ばれます。

アージニャー・チャクラは、頭の中、背骨柱の最上端にあり、それは生理学上に置いて存在しているわけではありませんが、松果体に対応すると言われています。

松果体は子どものうちは活発に働いていますが、思春期になると衰えてしまいます。

 

アージニャー・チャクラは、イダー・ピンガラー・スシュムナーの三つの主要ナーディが一つになる合流点でもあります。

アージニャー・チャクラは、第三の眼、シヴァ神の眼、直感の眼などと呼ばれ、外界よりも自分の内部を見る目として知られています。

アージニャー・チャクラを活性化するとは、第三の眼を開くと言い換えられます。

直観力が冴え、相手の言いたい事、伝えたいことが手に取るようにわかったりします。

また、宇宙からの授かりもののように知恵が湧いてきたりします。そして、長時間の集中にも耐えられるような疲れにくい脳になります。

古くから「第三の眼」と呼ばれるチャクラ。これが覚醒した時には、「不可知なものを知り、不可視なものを見る」と言われてきました。直感の中心であり、無限の知恵と繋がっているとされています。

 

メディテーションによるこのチャクラへの断続的な刺激は、人の直観力をあげます。

また、このチャクラは眉間と松果体を結んだラインのやや下方に位置し、視床下部、脳下垂体などに深くかかわっています。

神経的には交感神経系と副交感神経系の調整機能に関与する最高中枢であり、これまでの五つのチャクラの機能をここで調整することから、極めて重要なチャクラだと考えられています。

yogaではここに精神の中心があり、肉体のバランスを調整するとも言われています。


第7チャクラ【サハスラーラ・チャクラ】頭頂部 紫色

 

覚醒のチャクラで至福の境地を感じられる

 

サハスラは「1,000」。1,000の花弁を持つ蓮華のチャクラ。7つあるチャクラのうち、一番上にあるチャクラ。

6つのチャクラといった場合には、このサハスラーラ・チャクラを数に入れません。

サハスラーラは、永遠に開いている1,000の花弁の蓮の花として視覚化され、巨大な光のドームのように無限の光を放つチャクラ。

サハスラーラ・チャクラは、肉体で言えば、頭の頂上にあり、そこからあらゆる方向に向かって広がっています。

最も高い霊的なセンタ―(チャクラ)と言われていますが、霊的なものを超えた領域にあります。サハスラーラ・チャクラはそれぞれのチャクラを上がっていったその際頂点にあります。それは、ムーラダーラからアージニャーまでのすべてのチャクラの覚醒をコントロールするマスター・スイッチのようなものであるからです。

 

それぞれのチャクラの力は、チャクラそのものの中にあるわけではなく、サハスラーラ・チャクラの中にあると言われ、各チャクラは単にスイッチに過ぎず、全ての潜在的な力はサハスラーラの中にあると言います。

 

クンダリーニ・シャクティ(エネルギー)がサハスラーラに到達した時、シヴァとシャクティが合一したと表現します。

この合一は自己実現(悟り、解脱)あるいはサマーディの表れでもあり、この時、個々の意識は消滅し宇宙意識が現れます。

 

クンダリーニのエネルギーが、アージニャー・チャクラを経てサハスラーラ・チャクラに上り詰めると、集合的な無意識のあらゆるレベルに通じた、真に啓発された人になります。

yoga の目的は、このサハスラ―ラ・チャクラの覚醒にあると言っても過言ではありません。

サマディに通じる入り口は、まさにこのチャクラであり、自己を実現できるかどうかの重要なカギを握っています。

 

頭部のほぼ中央に位置する松果体に関係しているこのサハスラーラ・チャクラ。ここは存在の中心と言えます。

根源的なエネルギーのクンダリーニがこのチャクラに上り詰めると、人は至福の境地(サマディ)に居たり、大自然や宇宙と一体化した感覚を得ることができます。また、サマディの中で高度に純化された魂が、自分の身体を離れることがあります。その時は、このチャクラから出ていき、生命の根源と一体化します。 脳全体を制御しているこのチャクラは、今ある顕在意識と潜在意識、さらに個人の意識を超える深層意識を統制しています。

まさに個人を超えたレベルでの意識のつながりであり、それは無限の可能性を持っているのかもしれません。